2024年のハロウィンは、若年層とファミリー層が二大ターゲットに!?

稲垣 昌宏 (ホットペッパーグルメ外食総研上席研究員)
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家族中心の集まりから、知人・友人と過ごすイベントへ

 次に、「ハロウィンを誰と過ごしたいか」についてのアンケート結果トップ3は次のとおりだった。

  • 1位:「友人・知人」(9.0%)
  • 2位:「夫婦二人」(8.4%)
  • 3位:「家族・親族(小学生以上18歳以下の子連れ)」(8.1%)

 1位は「友人・知人」と2年連続で最多となった。「友人・知人」は、21年の5位から、22年は3位、23年は1位と順位を上げ、家族中心の集まりであったコロナ禍中のハロウィンから平時に戻ったことを感じさせる結果だった。

 2位は「夫婦二人」が8.4%、3位は「家族・親族(小学生以上18歳以下の子連れ)」が8.1%であった。性年代別でみると、20代の男女と30代女性では、一緒に過ごしたい相手として「友人・知人」が、40代男女では「家族・親族(小学生以上18歳以下の子連れ)」が他の年代や性別よりも多い。

 また、希望するハロウィンの過ごし方があった人(3484人)に、「今年のハロウィンで最も楽しみにしている過ごし方」を聞くと、次のような結果が得られた(図2)。

図2 今年のハロウィンはどのように過ごしたいか(全体/複数回答) 今年のハロウィンで、最も楽しみにしている過ごし方 (今年のハロウィンをどのように過ごしたいかのいずれか回答者/単一回答)
  • 1位:「家で過ごしたい」(26.1%)
  • 2位:「ハロウィンスイーツを食べたい」(12.9%)
  • 3位:「外食を楽しみたい」(8.3%)
  • 4位:「飲酒を楽しみたい」(5.7%)
  • 5位:「子どもにお菓子をあげたい・配りたい」(5.2%)

 性年代別では、2050代女性で「ハロウィンスイーツを食べたい」、5060代男性で「外食を楽しみたい」「飲酒を楽しみたい」の回答割合がほかの年代や性別に比べ高くなっている。

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記事執筆者

稲垣 昌宏 / ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員

エイビーロード編集長、AB-ROAD.net編集長、エイビーロード・リサーチ・センター・センター長などを歴任し、2013年ホットペッパーグルメリサーチセンター・センター長に就任。市場調査などをベースに消費者動向から外食市場の動向を分析・予測する一方、観光に関する調査・研究、地域振興機関である「じゃらんリサーチセンター」研究員も兼務し、「食」と「観光」をテーマに各種委員会活動や地方創生に関わる活動も行っている。肉より魚を好む、自称「魚食系男子」

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