ワールド、わずか2年でストラスブルゴを再生させた手法と要因とは 今後の攻めの戦略を明かす

2023/10/11 05:59
中村昌弘
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現場からの声が本部に集約される

CRUCIANI
卸から手がけるイタリアブランド「クルチアーニ」

 イタリアをはじめ、海外ブランドの中には、日本に進出したいが販路を見いだせていない事例が多いという。ストラスブルゴが総代理店として、そういったブランドの受け皿になる。

 なお、ブランド選定においても、小売と卸の両方を手がけている点が活きる。商品を仕入れてから顧客に届くまでの全過程を把握できるので、あらゆる情報が本部に集約される。毎週のミーティングで顧客の要望やニーズの変化を捉えるのはもちろん、各店舗のバイヤーからも情報を収集する。このような、現場でしか分からない情報の蓄積がブランド選定に役立つのだ。

 「ブランドを目利きする際のポイントは、潜在ニーズを把握する力。小売と卸の両方を手掛けるストラスブルゴでは、その力が養われている。だから、まだ国内で展開されていない潜在ニーズの高いブランドを探せる」(廣橋氏)

 また、そのブランドをただ日本で展開するだけでなく、アレンジも重要だと石原氏は言う。「例えば、襟の形を変えたり肩パッドの厚さを調整したりと、細かいところを日本人に合わせてカスタマイズしている」。これもまた、現場の声があるからこそ、高い精度で実現できる。

 先ほど挙げた数値管理だけでなく、このような現場力もストラスブルゴの強みであり、総代理店としての強みでもある。

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