ドラッグストアなどで一般用医薬品を販売する「登録販売者」の名称が変わるワケ
「医薬品登録販売者」使用は問題なし
JACDSの登録販売者委員会(委員長はゴダイ社長の浦上晃之常任理事)は、今後、「登録販売者」の代わりに「医薬品登録販売者」を用いることを決定した。
JACDSの中澤一隆専務理事は次のように話す。
「登録販売者委員会で、今後は医薬品登録販売者を用いたいと提案した。法律に医薬品登録販売者の文言はないが、厚生労働省からは(医薬品登録販売者を)使用して差し支えないとの回答があった。 JACDS会員企業は今後、医薬品登録販売者の文言を用いることになる。店頭スタッフの名札の表示も医薬品登録販売者に切り替わるだろう。お客さまからみて、医薬品の専門家であることが分かれば相談もしやすい。そういう面でも大きなメリットがある。また、それ以上に医薬品登録販売者の自覚と誇りの意識づけにつながると考えている。これは大きな成果だ」
JACDS登録販売者委員会は10月6日を「登録販売者の日」として、日本記念日協会に登録している。これは生活者に広く登録販売者を知ってもらうための活動の一環だ。来年にはカレンダーにも掲載される。
JACDSは医薬品登録販売者の名称の浸透とともにセルフメディケーションを推進していく。