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魚力、東都水産と資本・業務提携、鮮魚の調達力を強化

 

 鮮魚専門店の魚力(東京都立川市)と水産卸大手の東都水産(東京都江東区)は8月20日、資本・業務提携すると発表した。提携を通じて魚力は鮮魚の調達力を強化、東都水産は安定供給先を確保する。

 両社は9月5日付けで第三者割当増資を実施、魚力は東都水産の株式の2.92%、東都水産は魚力の株式の1.39%を取得する。取得額はともに約3億円。

 国内では鮮魚の消費量の減少傾向、大衆魚の不漁、海外における鮮魚消費の増加による仕入価格上昇などが続いており、両社を取り巻く経営環境は厳しい。両社は調達や物流で協力するほか、新たな小売業態の開発、海外需要の取り込みなどでも協力する。

 魚力は小売店80店舗、飲食店9店舗を展開、2019年3月期の連結売上高は219億円、営業利益は9億円だった。一方、東都水産の19年3月期の連結売上高は1163億円、営業利益は13億円だった。