欧米で大ヒット!日本のお菓子を詰め合わせた越境サブスクEC、ICHIGOが伸びている理由
苦境に立つお菓子メーカーの販路開拓、その先には地域の復興や活性化も視野に
主力のお菓子の詰め合わせボックス以外にも、キャラクターグッズを詰め合わせたボックス、EC以外のサービスであるクレーンゲームアプリ「TokyoCatch」など、現在6つのサービスを展開する。「ICHIGOで日本のものが何でも買えるように」なることを目指し、新サービスの立ち上げ準備も着々と進んでいる。
2021年末には、和菓子の詰め合わせボックス「SAKURAKO」で新たに地方自治体と連携した取り組みにもチャレンジした。「コロナ禍においてインバウンドが激減し困窮するお菓子屋さんと、これまでも積極的に連携してきた。今回お話をいただいた神奈川県でも、お土産物の販売がほぼゼロとなったメーカーさんが苦境に立たされていると聞いて、新しい販路として少しでも役に立てたらと考えた」(近本氏)。そうして神奈川県内の菓子メーカーのお土産菓子のほか、県の特産品を使ったお菓子を商品開発し、自治体公式のオリジナルボックスを完成させた。
「地方ならではのこだわりのお菓子は、海外のお客さまにはとても魅力的。今後は全国の自治体と連携を取りながら、地域の復興、地方の活性化につながる活動を進めて、日本を元気にする役割も担いたいと考えている」(同)。