ウエルシアHD、同業のコクミンとフレンチを子会社化
ドラッグストア大手のウエルシアホールディングス(HD)は1月18日、同業のコクミン(大阪市)と薬局運営のフレンチ(同)を子会社化すると発表した。両社を買収することで、関西での地盤を強化する。
コクミンは不動産賃貸の三絹(同)が筆頭株主で、フレンチは三絹の完全子会社。ウエルシアHDは、コクミンの株式の約76%およびフレンチの全株式を6月1日付けで取得する予定。
コクミンは北海道から九州に至る主要都市の駅前や繁華街などを中心に店舗を展開しており、2021年4月期の売上高は前期比36.4%減の398億円、営業損益は27億円の赤字(前期は5億円の黒字)だった。一方、フレンチの同期の売上高は25.1%減の3億円、営業損益は5400万円の赤字(同3200万円の赤字)となっていた。
現在、詳細な資産査定を行っており、株式の取得価額は確定次第、公表するとしている。