ダイヤモンド・ドラッグストア 2018年11月15日号
『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌11月15日号の特集は、
めざせ健康寿命延伸! ウェルネス・シフト
をお届けします。
ドラッグストア(DgS)の店頭では、「健康」「予防」「未病対策」「健康寿命延伸」など、消費者に対してさまざまな提案が行われています。また、従業員等に健康投資を行うことで自社の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらす「健康経営」(「健康経営」はNPO法人健康経営研究会の登録商標)への取り組みも散見できるようになってきました。
近年、多く目にするようになった「健康寿命」は、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱した概念で、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されます。平均寿命から、介護などを受けて自立した生活ができなくなった年数を引いた数が健康寿命となります。
日本人の健康寿命は、2016年時点で男性72.14歳(平均寿命は80.98歳:対13年比プラス0.95歳)、女性74.79歳(同87.14歳:対13年比プラス0.58歳)に伸びました。しかし健康寿命と平均寿命との差は縮まらず、16年時点では男性で8.84年、女性で12.35年でした。平均寿命と健康寿命の差は「不健康な期間」であり、「健康」を事業領域とするDgS業界にとってこの事実は重いといえます。
現在、有力DgS企業は「健康」への取り組みについて、どんなことをしているのでしょうか。
本特集では、以下のチェーンを取材しました。
(1)スギ薬局
(2)マツモトキヨシホールディングス
(3)ウエルシア薬局
(4)サンキュードラッグ
本特集はほかにも、ウェルネスの概念や消費者のニーズの解説記事、米国小売業界のウェルネス提案の最新情報も掲載しています。
今号はほかにも、サンドラッグの働き改革や国家戦略特区における遠隔服薬指導、日本調剤の三津原庸介専務のインタビューも読みどころです。
ぜひご一読ください。