ダイヤモンド・ドラッグストア 2019年11月15日号 「キラリと光る! 地域密着ドラッグチェーン」
『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌11月15日号の特集は、
キラリと光る! 地域密着ドラッグチェーン
をお届けします。
日本チェーンドラッグストア協会(神奈川県)の『日本のドラッグストア実態調査』によると、ドラッグストア(DgS)企業の推定売上高は2013年度に6兆円を突破。18年度は7兆2744億円となり、調査開始の00年度から約1.7倍に拡大しました。同時に店舗数も増え続けており、10年度の1万6259店舗から18年度には2万228店舗になっています。
その一方で減少を続けているのが企業数です。『日本のドラッグストア実態調査』の対象企業数は、最も多かった04年度の671社から18年度には409社に減少。これまでに約4割の企業がマーケットから姿を消したことになります。
その結果、大手DgS企業による寡占化が進み、小誌の推計では売上高上位10社合計でDgS市場の7割のシェアを握るまでになっています。
日本のDgS市場の未来を予測するうえで参考になるのは米国です。
米国のDgS業界は、幾多のM&Aと大型再編劇を経て、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(Walgreens Boots Alliance)、CVSヘルス(CVS Health)の大手2社にほぼ集約されています。
日本もこのまま中小DgS企業の淘汰が進み、米国のような状況になってしまうのでしょうか?
「たぶんそうはならない」というのが小誌の見解です。
全国には業績堅調なDgS企業が多く存在するからです。また、大手DgS企業傘下となり、強固なドミナントエリアを堅持する企業もあります。
本特集で紹介する以下の6社は、いずれも自社の強みは何かを熟知し、勝ち残り戦略を推し進めています。
●紅屋商事(青森県/秦雅秀社長)
●ハシドラッグ(福島県/橋浦龍典社長)
●ぱぱす(東京都/高木均社長)
●コメヤ薬局(石川県/長基健司社長)
●岩崎宏健堂(山口県/上野山孝誠社長)
●大屋(愛媛県/伊藤慎太郎社長)
今号では特別企画「見直し! 調剤業務」として、トモズ(東京都)、新生堂薬局(福岡県)、アイセイ薬局(東京都)の取り組みも掲載しています。
このほか、今号は注目店舗の「くすりの福太郎新橋店」(東京都港区)、「ハシドラッグ鳥谷野店」(福島県福島市)、「アインズ&トルペ BEAUTY FACTORY 横浜ハンマーヘッド店」(神奈川県横浜市)も読みどころです。
ぜひご一読ください。