値上げラッシュで購入の仕方に変化!インフレ下で主婦が選ぶ日配品売場とは
新商品や目新しいブランドが目を引くカテゴリーとは
一方、筆者にとってバラエティがあるとありがたいのは、菓子パンや、弁当などに利用しやすい商品、火を通さなくても食卓に出せる商品などです。
たとえば、菓子パンなどは、利用頻度はそれほど高くないものの、店舗で取り扱う商品が毎日同じだと購入意欲が減退してしまいます。このようなコーナーでは新商品も目を引きますが、新たなブランドが加わると目を引きます。スーパーに行った際は、どこの店舗にもあるような商品はもちろん、その店舗にしかないブランドなどがないかも必ずチェックしています。
また、練り物などでよくある「お弁当にいれるだけで見栄えがするような商品」は、低価格でなくともつい手が伸びてしまいます。やはり「便利」「簡単」といった付加価値がある商品には、価格面だけでない魅力があります。
さらに、卵豆腐のような「火を通さなくても食卓に出せる商品」も、夕食のプラス1品などに使いやすいため、種類があると重宝します。こちらも「いつも同じ」よりは、適度に新商品などがあると、つい手が伸びてしまいます。
あともう一つ購入したいと思わせる売場づくりに期待
日配品は比較的「定番品」が多いため、結局いつもの商品を買ってしまいがちではありますが、とはいえ「変化にまったく興味がない」ということにはならないでしょう。
最近注目を集めている「健康」や「時短」を訴求しており、魅力があると感じれば「あともう一つ購入してみようかな」「たまにはいつもと違う味にチャレンジしてみよう」といった購買意欲につながります。
個人的には、いつもの食卓にプラスアルファの彩りを添えてくれるのが「日配品」だと考えています。今後も、プラス1品の購入意欲を刺激してくれる日配品の登場に期待しています。