【オンライン市場】主要10ヵ国は年率20.4%の成長、食品・日用品
英調査会社のIGDは、世界の主要10ヵ国の食品・日用品のオンライン販売市場は2023年までの5年間、年率20.4%で成長するとする予測を発表した。
同社の推計によれば、10ヵ国合計で18年の市場規模は1479億ドル(約16兆5600億円)だが、23年には約2.5倍の3749億ドルに拡大する。
国別でみて食品・日用品オンライン販売市場が最も大きいのは中国だが、今後5年間の平均成長率も31.0%増と最も高くなると見込まれる。中国での市場規模は18年の509億ドルから1963億ドルに広がるとIGDは予測する。
米国では年率20.0%の成長で239億ドルから595億ドルに拡大する見通しだ。日本は18年時点で319億ドルと中国に次ぐ市場規模だが、今後の成長は年率7.8%とペースが鈍く、23年時点では465億ドルと米国に逆転される。
一方、食品・日用品市場全体に占めるオンライン販売のチャネルシェアが最も高いのは韓国で、18年時点で8.3%、23年時点で14.2%と推計される。23年時点では中国も11.2%とオンラインのシェアが2ケタに達する。日本は23年時点で9.9%、米国は3.5%の見込みだ。