ウエルシア、True Dataの新規出店売上予測AIサービスを2025年度に導入
ウエルシアホールディングス（東京都）は2月14日、グループ企業であるウエルシア薬局（東京都）が、新規出店時の売上予測精度を向上させるAIサービス「SalesSensor（セールスセンサー）」を2025年度に導入することを発表した。
「SalesSensor」は、ビッグデータプラットフォームを運営するTrue Data（東京都）が提供するリテールDXサービス。店舗売上実績や商圏データ、人流、競合状況などをAIで分析することで、新規店舗の売上を高精度に予測する。
小売業における新規出店計画では、新店候補物件周辺の商圏データや既存店舗の売上実績データなどを基に独自に分析し、規定の期間内に投資回収が可能か否かを判断することが求められる。精度の高い売上予測を実現するには、高度な専門知識を有する担当者が必要となるが、ウエルシアでは年間数百件の物件精査を行う中で効率化と精度向上が課題となっていた。
「SalesSensor」の導入により、物販および調剤分野での売上予測を高精度で行い、店舗開発担当者の作業負担軽減や投資判断の迅速化が見込まれる。
また、同社はデータ活用を経営戦略の中心に据え、すでに導入しているTrue Dataのデータ分析ツール「Shopping Scan」に加え、「SalesSensor」や販促AIソリューションといったリテールDXサービスを活用し、さらなる成長を目指す方針だ。
