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PLANT、本決算は純利益が99.5%増

 PLANT(福井県)が10月24日に発表した2024年9月期決算(非連結2023年9月21日~2024年9月20日)は、売上高が前期比1.1%増の985億8,500万円、営業利益が35.6%増の21億2,800万円、経常利益が23.2%増の22億4,900万円、当期純利益は99.5%増の3億6,500万円を達成した。

 フーズとノンフーズを合わせた店舗売上は0.34%減の913億2,500万円と減らしたが、ガソリンスタンド・灯油の売上が13億5,700万円増えたことで、全体の売上高を底上げした。また、当期純利益については、建物などの固定資産の一部を特別損失として減損損失15億7,500万円を計上。前期に比べて大きく増えた。

 当事業年度は、収益力の強化を最重要課題とし、「価値の発信」(PB商品開発や商・販・宣の連携の強化)と「R-9」(R=Revolution 業務改革による人件費9億円削減)を積極的に推進。期中に13億100万円の自己株式取得を完了し、総還元性向は計画に対して105.8%を達成。PBR(株価総資産倍率)は前期末の0.4倍から今期末は0.73倍に上昇。「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」は順調に進んだ。

 売上総利益は7億2,100万円増の227億1,100万円、売上総利益率は0.49ポイント改善して23.04%。一方、販管費は1億6,200万円増にとどまり、営業利益を5億5,800万円増やした。営業利益率も0.55ポイント改善して2.16%に上昇。重視するEBITDA(営業利益+減価償却費)は4億2,200万円増の35億1,900万円となった。

 なお、2025年9月期の業績については、売上高で0.8%減の978億円、営業利益で15.1%増の24億5,000万円、経常利益で13.4%増の25億5,000万円を予想。利益で2ケタの伸びを計画した。