ウエルシアホールディングス(東京都)が10月7日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比3.2%増の6,305億円で増収となったが、営業利益は23.7%減の188億円、経常利益は22.0%減の209億円で大幅な減益となった。
中間連結会計期間、物販部門においては、たばこの取り扱い中止による売上減はあったものの、機能、品質、エコ性能を追求したPB商品の「からだWelcia」や「くらしWelcia」の開発と拡販、ポイントサービスの対応に注力。調剤部門については、調剤併設店舗数の増加に伴って処方箋受付枚数が増加。物販・調剤合計の既存店売上は堅調に推移した。
また、今年6月に長野県を基盤とする21店舗を展開する(株)とをしや薬局を完全子会社化したほか、9月には(株)ウェルパークがグループイン。地域の有力企業とのグループ化によって、ウエルシアモデルを中心とした施策を進めていく。
中間連結会計期間の売上総利益は2.1%増(38億5,300万円増)の1,896億4,500万円。売上総利益率は0.34ポイントダウンして30.07%となった。一方、販管費は6.0%増(97億600万円増)の1,707億6,300万円に膨らみ、営業利益は前年同期に比べて58億5,300万円減少。2ケタの減益につながった。
同社では今回の業績を踏まえ、通期連結業績予想を修正、売上高は前回予想から80億円増の1兆2,950億円(同6.4%増)、営業利益は同130億円減の340億円(同21.4%減)、経常利益は同130億円減の380億円(同20.4%減)とした。