ウエルシアホールディングスの完全子会社であるウエルシア薬局(東京都)は7月29日、埼玉県幸手市と連携し、高齢者などの買い物支援と交流、健康増進の機会を増やすため、移動販売車「うえたん号」の運行を開始した。
同社はウエルシアグループ会社として2021年11月に策定した「サステナビリティ基本方針」に基づき、「だれひとり取り残さないまち」の実現に向けて、2022年5月に静岡県で初めて移動販売車「うえたん号」の運行を開始した。今回、幸手市での運行開始により全国で17自治体、19台の稼働となる。
各自治体とは、高齢者を支える地域の支え合い体制づくりに向け、ウエルシア薬局内で運営する地域協働コミュニティスペース「ウエルカフェ」の利用や移動販売車両の巡回を通じた「地域共生型」の連携を目指しており、「うえたん号」の運行開始にも至っている。
「うえたん号」では、食品や生活日用品に加えて、化粧品や第一類医薬品を含む一般用医薬品(要事前注文)を販売する。さらに、車両に搭載した大型モニターを通じて、店舗の薬剤師や管理栄養士とのオンライン健康相談、クレジット・キャッシュレス決済、Tポイント・WAONポイントの付与、公共料金の収納代行サービスなどの付加価値も提供する。