PLANT(福井県)が7月24日に発表した2024年9月期第3四半期決算(非連結2023年9月21日~2024年6月20日)は、売上高が前年同期比2.3%増の732億3,800万円、営業利益が44.6%増の17億3,200万円、経常利益が31.2%増の18億2,900万円となり、大幅な増益を達成した。
第3四半期は、継続して営業利益率3.0%以上の早期達成を目指し、改装の実施、PB商品開発強化、R-9(人件費9億円削減)を推進した。
PB商品開発強化では、5月にPB開発本部を設置し、アパレルを中心に商品開発を強化。また、R-9では、人手不足・労働単価上昇への対応として機械化などを推進して業務の合理化を図ったほか、第3四半期末に全23店舗中22店舗でセルフレジ導入を完了。精肉部門では輸送体制の見直しを実施し、チャンスロスやロスの削減と店舗での作業時間の短縮を進めた。
売上総利益は4.8%増(7億8,300万円増)の169億3,700万円。PB商品や惣菜類など価値ある商品の開発強化で売上総利益率を0.57ポイント改善させて23.13%に高めた。また、販管費については1.7%増(2億4,900万円増)の152億500万円となったが、売上総利益が増加分を吸収し、44.6%増(5億3,400万円増)を達成。営業利益率は0.69ポイント改善して2.37%に伸長した。
2024年9月期の業績については、売上高で0.5%増の980億円、営業利益で27.4%増の20億円、経常利益で15.0%増の21億円を見込んでいる。