ウエルシアHD 第2四半期は売上高・営利とも堅調
ウエルシアホールディングスが10月10日に発表した2024年2月期第2四半期決算(連結3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比8.6%増の6,110億円、営業利益が3.1%増の247億円となった。
物販部門では、新型コロナウイルス感染症で伸長した商品の落ち込みはあったが、外出需要の増加を背景にした化粧品、猛暑による季節商品の売上が増加し、既存店売上が堅調に推移。調剤部門は、調剤併設型の店舗数を増やし、受診控えの解消によって処方箋受付枚数が増加した。
また、PB商品の拡販に引き続き注力。「からだウエルシア」「くらしウエルシア」の品揃えを拡大し、消費者の節約志向をとらえた「トップバリュ」が売上を伸ばして、利益に対する貢献度を高めた。
一方、販管費は、燃料価格の高騰を受けた水道光熱費は増加したが、自動発注の推進などによる店舗業務の効率化や店舗のエネルギー消費低減に向けた取り組みで、適正化に努めた模様。
経常利益は、支払利息が7,300万円増、持分法による投資損失が1億1,700万円増、不動産賃貸原価が8,700万円増など、営業外費用が増えたことで▲4.2%の267億9,700万円となった。