8月主要HC売上高動向 猛暑が続き季節商品が好調も、秋商材が大幅に苦戦

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ビバホーム内観
7月の好業績から一転して既存店ベースの売上高は前年同月比でマイナスのところが多くなった

 主要ホームセンター(HC)11社の8月の月次業績が出揃った。7月の好業績から一転して既存店ベースの売上高は前年同月比でマイナスのところが多くなり、プラスだったのはコーナン商事、ジョイフル本田、イオン九州(HC業態)の3社だった。コーナン商事によると、PRO向け商材やリフォーム関連、ペット商材が好調だった。

 8月は東京の平均気温が平年より2.3℃高くなるなど、全国的に前月に引き続き気温が高く推移したことや帰省需要の回復により、冷房用品等の夏物関連商品や、カー・レジャー用品等の販売は好調に推移したが、7月に需要の先取りもあったようだ。コメリによると、秋のガーデニング・家庭菜園需要の遅れが大きく影響し、ハード&グリーンを中心に販売が苦戦している。

主要HCの8月の売上増減(%)

社名/業態 既存店 全店
売上高 客数 客単価 売上高
コメリグループ計 ▲ 1.9 ▲ 6.6 5.1 ▲ 1.0
PW 0.5 ▲ 4.0 4.7 1.5
PRO 13.3 4.4 8.5 25.2
H&G ▲ 3.3 ▲ 7.6 4.6 ▲ 2.6
DCMホールディングス ▲ 3.8 ▲ 8.7 5.3 ▲ 3.3
コーナン商事(連結) 2.9 ▲ 4.2 7.4 12.9
アークランズ(専門店含む) ▲ 6.3 ▲ 9.9 4 ▲ 5.3
ナフコ ▲ 3.5 ▲ 6.4 3.1 ▲ 3.0
アレンザホールディングス ▲ 1.3 ▲ 5.3 4.2 1.5
内HC事業 ▲ 1.1 ▲ 5.1 4.3 1.7
ジョイフル本田 0.1 ▲ 3.8 4.1 4.4
ケーヨー ▲ 4.2 ▲ 10.0 6.5 ▲ 4.5
ジュンテンドー(HC店舗) ▲ 1.8 ▲ 6.0 4.5 0
ハンズマン ▲ 0.7 ▲ 5.0 4.5 ▲ 0.7
イオン九州(HC業態) 3.6 1.7

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