【ウエルシアHD】売上高は業界初の6000億円台に、17年2月期
ウエルシアホールディングスが発表した2017年2月期の連結業績は、売上高が17.9%増の6231億円となり、ドラッグストア業界で初めて6000億円を突破した。イオングループのドラッグストア事業における中核企業として、CFSコーポレーション(16年9月にウエルシア薬局が吸収合併)やシミズ薬品などのグループ会社を傘下に収めると同時に、16年5月には群馬県が地盤のクスリのマルエと資本業務提携するなど、M&A(吸収・合併)を活用しながら業容を拡大している。
17年2月期は、24時間営業店舗の増加(2月末時点で92店舗)や調剤併設店舗の拡大(同1025店舗)などが奏効して、既存店売上高は4.3%増と好調に推移。グループで102店舗を新設(39店舗を閉鎖)した効果もあり、2ケタの売り上げ成長を達成した。連結営業利益は28.4%増の240億円だった。
利益面では、まだツルハホールディングスやサンドラッグ、マツモトキヨシホールディングスに及ばないが、売上高では一足早く業界トップに立った。今後は、利益率の向上が課題となる。
18年2月期の連結業績は、売上高が前期比8.3%増の6750億円、営業利益が9.2%増の263億円を見込む。