Jフロント、通期営業利益予想を50億円引き下げ、一転減益に

Pocket

 J.フロントリテイリングは10月4日、2017年2月期の連結営業利益が前期比6.3%減の450億円になる見通しだと発表した。従来予想を50億円下回り、4.1%の増益予想から一転、減益となる。

 主力の百貨店事業では傘下の大丸松坂屋百貨店の15店舗のうち、大丸東京店を除く14店舗が売上高前年割れとなる見込み。消費者の節約志向が高まり、好調だった高額品の売れ行きが落ち込んでいるほか、インバウンド(訪日外国人)需要の剥落が響く。

 子会社のパルコは、1.0%増の129億円と営業増益を確保する見通しだが、従来予想の135億円には届かない。

 連結売上高は4.0%減の1兆1170億円と従来予想を50億円下回る見込みだ。

 なお、J.フロントでは来年5月下旬に開催予定の株主総会での承認を前提に、委員会等設置会社に移行することを決めた。

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態