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【ウエルシアHD】 売上高5284億円、僅差で業界首位へ

 イオン子会社のドラッグストア大手、ウエルシアホールディングス(HD、東京都千代田区)が発表した2016年2月期の連結業績は、売上高が5284億円、営業利益が187億円だった。

 これまで業界最大手だったマツモトキヨシHD(千葉県松戸市)は16年3月期で5250億円の連結売上高を見込んでおり、ウエルシアHDが業界トップとなる公算が大きい。ただ、営業利益では16年3月期に240億円を見込むマツモトキヨシHDや316億円を見込むサンドラッグ(東京都府中市)を下回る。

 ウエルシアHDは15年3月にタキヤ(兵庫県尼崎市)とシミズ薬品(京都市)、9月にCFSコーポレーション(横浜市)とイオン傘下のドラッグストアを相次いで完全子会社化し、連結売上高が拡大した。前期は6ヵ月の変則決算だったため、前期との業績比較はできない。

 17年2月期はCFSコーポの連結効果もあって、売上高が19.2%増の6300億円、営業利益は16.2%増の218億円と2ケタの増収増益を見込む。新規出店は141店舗を計画している。