J.フロントリテイリングが発表した2015年3~5月期の連結業績は、売上高が前年同期比0.1%増の2855億円、営業利益が1.5%増の106億円だった。
主力の百貨店事業は消費増税後の買い控えの影響などで売上高が1849億円と1.7%の減収となったが、宣伝広告費などの経費を削減することで営業利益は3.4%増の61億円を確保した。
一方、パルコ事業は3月に福岡パルコ本館を増床オープン、同じく3月に名古屋パルコの新館をオープンした効果などで売上高は4.6%増の718億円、営業利益は11.9%増の32億円と2ケタ増益となり、連結業績に貢献した。
16年2月期通期の連結業績は、売上高が2.4%増の1兆1770億円、営業利益が6.7%増の450億円を見込んでいる。