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【スリーエフ】エリアFCとの契約終了し、四国から撤退

 コンビニエンスストアのスリーエフ(横浜市)は10月27日、スリーエフ中四国(高知市)とのエリア・フランチャイズ(FC)契約を2015年2月末で終了すると発表した。スリーエフ中四国は四国で81店舗(9月末現在)を運営しているが、契約解消によってスリーエフは四国から撤退、556店舗(同)を展開する首都圏に集中することになる。

 スリーエフ中四国は、食品スーパーのサニーマート(高知市)の子会社で、2001年3月にスリーエフとエリアFC契約を結んだ。契約解消の理由についてスリーエフでは、「横浜と高知という遠隔地の物理的状況等から商品政策をはじめとする種々の面で合理性・効率性を欠くことになり、今後の競争環境の激化の中で迅速な対応が困難になると判断したため」としている。

 四国ではコンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパンが2013年3月に香川・徳島の両県に初出店、今年3月には愛媛県にも出店、高知県には来春進出する予定で、19年2月末までに四国で約590店舗の出店を目指して、店舗開発ペースを上げている。

 スリーエフ中四国の親会社、サニーマートではセブン-イレブンに対抗するためにも新たな展開が必要と判断したものと見られる。日本経済新聞は、サニーマートがローソンと新たにエリアFC契約を結ぶと報じている。