ドラッグストア大手のウエルシアホールディングスは4月14日、傘下の事業会社、ウエルシア関東(埼玉県)、高田薬局(静岡県)、ウエルシア関西(大阪府)、ウエルシア京都(東京都)の4社を9月1日付で合併すると発表した。合併後の新社名は、ウエルシア薬局とする。
また、事業会社統合が完了した後、筆頭株主であるイオンと資本関係強化に向けた協議に入る。イオンは現在、ウエルシアHDに約29%を出資するが、2015年2月をめどに株式の過半数を取得する方針。イオンの連結子会社であるタキヤ(兵庫県)とシミズ薬品(京都府)をウエルシアHDに統合することも協議する。
事業会社再編とイオンとの関係強化を通じて、ウエルシアHDは中期目標である16年8月期での売上高5000億円の達成を目指す。14年8月期は売上高3665億円(前期比9.6%増)を見込んでいる。
なお、ウエルシアHDは水野秀晴副社長(60歳)が5月1日付で社長に就任する人事も併せて発表した。高田隆右社長(65歳)は代表権のある副会長となる。代表権を持つ池野隆光会長(70歳)は留任する見通し。
水野氏は1992年にウエルシア関東の前身である鈴木ファーマスイに入社、現在はウエルシアHD副社長とウエルシア関東社長を兼務している。