食品スーパー大手のヤオコー(埼玉県川越市)が発表した2013年4~12月期の連結業績は、営業利益が前年同期比8.6%増の109億円だった。
子育て世代(ヤングファミリー層)の支持拡大を図るためにEDLP(常時低価格販売)政策を実施して価格対応を強化、ポイントカードから購買履歴を分析してターゲットを明確にした販促企画を実施するなどの施策が奏功して、既存店売上高は今年1月まで9ヵ月連続で前年実績を上回るなど好調に推移。自動発注システム導入による生産性向上も増益に寄与した。
期中に8店舗を新規出店したのに加えて、4月から展開を始めた新プライベートブランド(PB)「イエス!ヤオコー」や9月から投入したライフコーポレーションとの共同開発PB「スターセレクト」も集客に寄与、売上高に当たる営業収益は9.2%増の2046億円となった。
14年3月期通期の業績予想は従来通りで、営業収益は7.3%増の2659億円、営業利益は114億円を見込む。