【アサヒビール】 高級ビールの「ドライプレミアム」を通年販売、来年2月から
アサヒビールがプレミアムビール市場に本格参入する。同社は中元・歳暮期のギフト専用商品として今年6月に発売した「ドライプレミアム」を来年2月18日から通年展開する。
同社初のプレミアムビールとなる「ドライプレミアム」は、今年の中元期だけで当初目標の約2.7倍となる189万セットを販売するなど好評。ギフト用のセット販売だけでなく、一般向けに1本単位でバラ売りすることを決めた。
缶入りで350ミリリットルと500ミリリットルの2種類、価格は350ミリリットル入りで250円前後になる見通し。通年展開に当たってアルコール度数を5.5%から6%に高め、同商品の特徴である「コクとキレ」をさらに向上させたという。
年間販売目標は320万ケース(1ケースは大瓶で20本換算)。
ビール市場全体は縮小が続いているが、サントリーホールディングスの調べによればプレミアムビールは2013年で対前年比4%増(出荷数量ベース)と伸び、ビール類全体に占めるシェアも03年の2.1%から13年は6.5%とほぼ3倍に拡大する見込み。