Jフロント、ピーコックストア売却益などで純利益5.2倍に、3~8月期
J.フロントリテイリングが発表した2013年3~8月期の連結業績は、純利益が前年同期比5.2倍の204億円となった。4月1日付でスーパーマーケット事業のピーコックストアをイオンに売却したことで184億円の特別利益が発生したことが大きい。
売上高は22.2%増の5586億円、営業利益は95.8%増の179億円だった。昨年8月27日付で子会社化したパルコが連結業績に大きく寄与した。パルコ事業の売上高は1312億円、営業利益は58億円だった。
主力の百貨店事業も基幹店舗の改装効果などで売上高が4.4%増の3738億円、営業利益が33.9%増の86億円と堅調だった。昨年秋に増床した大丸東京店の売上高は35.6%増、今春に食品フロアを全面改装した松坂屋名古屋店は11.5%増だった。
上半期の業績好調を受けて14年2月期通期の業績予想を上方修正した。売上高は従来予想より100億円多い1兆1600億円(前期比6.2%増)、営業利益は同じく25億円多い425億円(同37.7%増)を見込む。純利益は290億円(同2.4倍)で従来予想を据え置いた。