【外食産業】 13年の市場規模は0.3%増の見込み、富士経済調べ

2013/08/28 00:00
Pocket

 市場調査の富士経済によると、国内の外食産業(テイクアウトを含む)の2013年の市場規模は前年比0.3%増の32兆3722億円となりそうだ。居酒屋などの料飲店やそば・うどん、寿司などの日本料理店は前年割れが続くが、ファーストフードの売上げ増などが市場拡大に寄与する。

 

 テイクアウトも0.8%増の6兆1421億円と市場拡大が続く見通し。新規出店で5万店舗を超えたコンビニエンスストアの弁当・総菜類が2兆1579億円に伸び、スーパーなど量販店の総菜も1兆9015億円と昨年に続いて堅調な伸びが見込まれる。

 

 注目される新興業態としては、スープを中心としたメニューをファーストフードスタイルで提供するスープカフェ、パスタやピザをファーストフード並みの短時間で提供するクイックパスタ・ピザが挙げられる。前者の13年の市場規模は11.7%増の67億円、後者は40.0%増の77億円となる見通し。代表的チェーンとしてはスープカフェが「スープストックトーキョー」「ベリーベリースープ」、クイックパスタ・ピザは「スパゲッティーのパンチョ」「パスタQ」「センプレピッツァ」「ナポリス」などがある。

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態