【大手百貨店】 6月も売上げ好調続く、高額品が引き続き堅調
上場大手百貨店4社が7月1日に発表した6月の売上高は、引き続き好調な高額品の売れ行きなどを背景に揃って前年同月の実績を大きく上回る結果となった。
三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越伊勢丹の6月の既存店売上高(地域子会社と外商を除く)は前年同月比5.7%増で5ヵ月連続のプラス。3月に改装オープンした伊勢丹新宿本店が11.1%増と好調を維持した。
J.フロントリテイリング傘下の大丸松阪屋は16.4%増で11ヵ月連続の増加。昨年10月に改装オープンした大丸東京店が42.3%の増収だったほか、建て替えのために6月末で閉店した松坂屋銀座店が5倍強に伸びた。地域子会社3社を含めても15.4%増と2ケタの伸びだった。
高島屋は単体14店舗でも国内子会社を含む18店舗でも7.8%の増収。夏のセールを28日から前倒しでスタートさせたことや日曜日が前年より1日多かったこともプラス要因となった。
エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は24.0%増。昨年11月に全館改装オープンした阪急うめだ本店が82.4%増と全体を牽引した。