【外食売上高】 5月の売上高は3.3%増、今年一番の伸び
日本フードサービス協会がまとめた5月の外食産業売上高(全店ベース)は前年同月比3.3%増となった。
前年実績を上回るのは2ヵ月ぶり、昨年9月の3.6%増以来となる伸び率の高さだった。
5月は、全国的に上旬の気温は平年以下、下旬は平年以上と、この季節としては寒暖の差が大きかったが、北日本と沖縄・奄美を除きおおむね晴れの日が多く、ゴールデンウイークや母の日以後も客足は好調で客数は3.0%増となった。すべての業態で客数が前年を上回ったのは13ヵ月ぶり。客単価は0.3%増だった。
主な業態別では、ファーストフードが4.1%増。牛丼の値下げで売上げが伸びた吉野家が牽引した「和風」が9.8%増となったほか、セルフうどん店の新規出店効果などで「麺類」も9.6%増と伸びた。
ファミリーレストランが3.1%増で2ヵ月ぶりのプラスとなったほか、高価格帯中心のディナーレストランも3.1%増と7ヵ月連続のプラスだった。