【吉野家】 4月の既存店売上高は11.1%増、7ヵ月ぶりのプラス
吉野家ホールディングスが発表した牛丼チェーン「吉野家」の4月の売上高は、既存店ベースで前年同月比11.1%増だった。前年実績を上回るのは7ヵ月ぶり。米国産牛肉の輸入緩和を受けて、4月18日から牛丼の価格を引き下げた効果が出た。
値下げによって客単価は2.2%減ったが、客数が13.6%の増加となった。同社は牛丼「並盛」を380円から280円に引き下げて、ライバルの「すき家」および「松屋」と同一価格とした。
一方、ゼンショー傘下の「すき家」の4月の既存店売上高は3.5%減、松屋フーズが展開する「松屋」は7.8%減となり、それぞれ20ヵ月、13ヵ月連続でのマイナスとなった。