【ヤマダ電機】 全取締役を降格、ヤマダ会長は社長に復帰
ヤマダ電機は2013年3月期決算が大幅減益となったことを受け、6月27日付で全取締役を降格することを決めた。
これに伴って、創業者の山田昇会長が5年ぶりに社長に復帰する。山田氏の陣頭指揮で14年3月期は事業計画の必達を目指す。
一宮忠男社長は代表権を持ったまま副社長に、飯塚裕恭氏ら2人の執行役員副社長が執行役員専務に、唐澤銀司氏ら5人の執行役員専務が執行役員常務に、樋口春彦氏ら7人の執行役員常務が上席執行役員にそれぞれ降格となる。
同社は4月22日に業績予想の下方修正を発表、13年3月期の連結売上高は前期比7.2%減の1兆7040億円、経常利益は53.0%減の480億円になったようだ。テレビやレコーダーなどの売れ行きが予想以上に落ち込んだ上、買収した住宅メーカーのエス・バイ・エルやベスト電器の業績も振るわなかった。