ヤオコーが発表した2012年4~9月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比4.2%増の1227億円、営業利益は2.5%増の62億円と増収増益を確保した。
当初予想は増収減益を見込んでいたが、4月から全店で本格稼働を始めたポイントカードの効果で客単価がアップ。前年の震災特需の反動で客数は2.1%減ったものの、既存店売上高は0.8%増と前年実績を上回った。
EDLP(常時低価格)推進により1品単価は下落したが、買い上げ点数が増加したことでカバーした。
減価償却の方法を定率法から定額法に変更したことで経費が約4億5000万円減少、節電による水道光熱費の削減も利益増につながった。
12年3月期の連結業績は営業収益が4.5%増の2480億円、営業利益は2.0%増の110億円を見込む。連結ベースでは21期連続、単体では24期連続の増収増益となる見通しだ。