電力需給対策、関西15%、九州10%の節電目標、東電は安定供給の見通し
政府は5月18日、今夏の電力需給対策を正式に決定した。猛暑だった2010年の需要と元に算出した需給ギャップは関西電力が14.9%、九州電力が2.2%、北海道電力が1.9%のマイナス。このため、関西電力管内では15%、九州は10%、北海道は7%の節電を目標とする。
また、需給ギャップの大きい関西電力や九州電力に電力を融通するために四国電力が7%、中部・北陸・中国の3電力会社に5%の節電を求める。
一方で、東京・東北の2電力会社は今夏の電力を安定供給できる見通しで、2社は無理のない範囲での節電協力を呼びかけている。
今夏、西日本に店舗を持つ小売業各社は、何らかの節電対応を迫られることになる。