【SC売上高】10月の既存店は1.9%増、2年2ヵ月ぶりのプラス
日本ショッピングセンター(SC)協会がまとめた10月のSC総売上高は2兆2278億円(推計)で、既存SCベースでは前年同月比で1.9%増と2年2ヵ月ぶりにプラスに転じた。気温の低下で冬物の重衣料が動き始めたことや、12月から制度が変わる家電エコポイントの駆け込み需要が売上げを押し上げた。また、映画館が好調で来店客数の増加をもたらし、飲食系テナントの売上げアップにつながった。ただ、12月以降はエコポイント特需の反動が懸念されるなど、先行きは不透明だ。
新設を含む全SCベースでの売上高は3.0%増で、立地別にみると郊外地域が3.8%増と好調。周辺地域(0.9%増)と中心地域(0.3%増)もプラスとなった。
地域別では全地域がプラスだったが、とくに北海道(7.9%増)と東北(5.0%増)、中部(4.8%増)が伸びた。