【通販業界】2008年度の売上高は4兆円を突破、過去最高を更新
日本通信販売協会(JADMA)がまとめた2008年度の通販業界の売上高(推計)は、前年度比6.7%増の4兆1400億円と過去最高を更新、初めて4兆円の大台に乗せた。通販業界の売上高は不況下にあっても過去10年以上、右肩上がりの成長を続けてきた。ただ、2006年度は9.5%増、2007年度は5.4%増と伸び率は鈍化している。特にカタログ通販は成長鈍化の傾向が顕著で、テレビ、携帯電話、インターネットなど新たな通販チャネルの成長でこれを補っている構造だ。
通販業界のうちJADMA加盟企業の売上高は5.1%増の2兆9000億円。カタログ通販主体の大企業が多いことから業界全体より伸び率は低くなっている。JADMA加盟社のなかでも、年商10億~40億円の企業の売上高伸び率は6.8%で、300億円以上の企業の売上高伸び率4.9%を上回る結果となっている。