【全国百貨店】7月の売上高は1.4%のマイナス、29ヵ月連続
日本百貨店協会がまとめた7月の全国百貨店の売上高は約6002億円で、既存店ベースでは前年同月比1.4%減(前年7月は11.7%減)と29ヵ月連続のマイナスとなった。6月は前年に夏のセールを前倒しで実施した反動で6.0%減と下げ幅が広がったが、今年は7月にセールをスタートさせたことや月後半からの猛暑でファッションを中心とした夏の商材の売れ行きがよく、下げ幅が縮まった。商品別では食料品が1.9%増と3ヵ月ぶりのプラスとなった。
主な百貨店の7月の既存店売上高は、三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越(4月に分社化した地方店舗を除く)が7.9%減、伊勢丹(地域子会社と閉鎖した吉祥寺店を除く)が3.4%減、J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店が1.3%減(地域子会社を含めると1.5%減)、高島屋が1.6%減(地域子会社を含めると1.9%減)だった。
伊勢丹新宿本店(2.4%増)、大丸札幌店(9.6%増)、高島屋新宿店(1.1%増)などは前年実績をクリアした。