ヤオコーが発表した2010年3月期の連結業績は、主力のスーパーマーケット事業が堅調で営業利益が前期比5.3%増の85億円、純利益が2.6%増の48億円となり、18期連続の増益だった。売上高に営業収入を加えた営業収益は0.9%減って2064億円となった。映像・音楽ソフトレンタルの「TSUTAYA」を運営していた子会社の売却や食品宅配事業子会社の清算などが影響した。
ヤオコー単体では営業収益が1978億円(1.1%増)、営業利益が76億円(7.2%増)で21期連続の増収増益を達成した。既存店売上高は1.2%減ったものの、5店舗の新設などで増収を確保した。期末店舗数は104店舗となった。
価格競争の激化で既存店の1品単価は2.6%減ったものの、買い上げ点数は1.4%増、客数は0.1%増と前年を上回った。
11年3月期の連結業績は営業収益が2170億円(5.1%増)、営業利益が91億円(6.1%増)、純利益は49億円(3.0%増)と増収増益を予想する。スーパーマーケット事業では8店舗の新規出店を予定している。