【家電量販店】エコポイントと猛暑効果で上半期の業績は大幅増
家電量販店大手の2010年度上期(4~9月期)の業績が大幅に伸びている。昨年5月に始まった家電エコポイント制度が来年3月まで延長され薄型テレビなどの販売が好調となっていることに加えて、夏場の猛暑効果でエアコンなどの売れ行きが良かったためだ。
最大手のヤマダ電機の上期連結業績は、営業利益が従来予想を134億円上回る470億円(前年同期比87.5%増)となり、上期としては過去最高を記録した。業界2番手のエディオンの営業利益は従来予想比56億円増の126億円で前年同期の約3倍、ケーズホールディングスの上期営業利益も予想より29億円多い155億円と前年同期のほぼ2倍に伸びた。
家電エコポイントは12月から支給ポイント数が半減されるため、11月末までは駆け込み需要で売上げはさらに伸びそう。エコポイントの支給が終わる来年3月にかけて減速していきそうだが、来年7月の地上デジタル放送完全移行まではテレビの買い替え需要などが続くと見られる。