【電子マネー】メイン利用は流通系が過半数、平均利用単価は924円

2010/08/27 14:08
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 野村総合研究所の調べによれば、メインに利用している電子マネーの平均利用単価は924円と昨年比で25円ほどアップし、2007年の調査開始以来、初めて900円を超えた。月間平均利用回数は6.7回と昨年の7.0回からやや減ったが、月間平均利用金額は昨年の6033円から6322円に増えた。

 

 メインの電子マネーに選ばれているのは、利用経験年数が1年未満の人ではイオンの「WAON」が26.1%、セブン&アイの「nanaco」が24.4%と流通系が過半数を占めた。ただ、利用年数が5年以上のユーザーでは、「Edy」(28.3%)、「Suica」(24.5%)の順だった。

 

 電子マネーの保有率は首都圏で98.6%に達したほか、近畿で77.8%、札幌市で75.0%、福岡県で68.3%、東海で65.7%と調査対象の5つの地域すべてで60%を超えた。保有者1人当たりの保有枚数は平均で2.39枚と前回調査の2.37枚からほとんど変化がなかった。

 

 調査は18歳以上の男女計2250人を対象にインターネットによるアンケートで今年6月に実施した。

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