【米小売業】クリスマス商戦の出足は絶好調、客数は約9%増
感謝祭明けの11月26日金曜日、いわゆるブラックフライデーから本格的にスタートした米国のクリスマス商戦だが、出足は絶好調のようだ。全米小売業連盟(NRF)の調査では、11月25~27日の3日間に店舗またはインターネット通販を利用した消費者は2億1200万人で前年より8.7%増えた。1人当たりの支出額も6.5%増の365.54ドルとなった。
小売業最大手のウォルマート・ストアーズはブラックフライデー当日のネット通販サイト「Walmart.com」の来訪者数が前年比で約30%増となったと発表。前日の感謝祭の来訪者も50%近く増えたという。
百貨店各社も好調。最後の週末が来店客で賑わったことで最大手メイシーズの11月の既存店売上高は前年同月比6.1%増と大幅アップ。高級百貨店のニーマンマーカスとサックスは5.5%増と5.3%増、低価格百貨店のコールズは6.1%増でいずれも大きく伸びた。
この好調な出足がどこまで続くかが注目される。