【仏カルフール】09年売上高は0.2%減、ブラジル、中国が下支え
小売業世界2位の仏カルフールが発表した2009年1~12月の売上高は、前年比0.2%減の962億ユーロ(約12兆8908億円)だった。ガソリン販売を除くと0.9%増でわずかながら前年を上回った。
地域別ではフランス国内が2.8%減、フランスを除くヨーロッパが3.0%減といずれも減収だったが、ブラジルを中心とした南米が14.6%増、中国を中心とするアジアが4.8%増となり、成長を下支えした。南米とアジアの売上高は計207億ユーロ(約2兆7790億円)で、全売上高の21.5%を占める。
また、同社は英テスコのジェームス・マッカーン氏(40歳)をスカウトし、フランス国内事業の責任者に据えることも発表した。マッカーン氏は英セインズベリーから2002年テスコに移籍、マレーシアやハンガリーの現地法人トップを務めた。同氏は2月1日付けでカルフールに移籍する。