Jフロント、SM事業の今期営業利益は前期比約4倍に、粗利改善
J.フロントリテイリング傘下のピーコックストアを中心とするスーパーマーケット(SM)事業の2012年2月期の営業利益は前期比3.9倍の11億円に増えそうだ。店舗閉鎖などにより売上高は3.0%減の1149億円を見込むが、粗利益率の改善と経費削減で利益が伸びる。SM事業の11年3~8月期の業績は売上高が3.3%減の575億円、営業利益が9.8%増の5億円だった。
主力の百貨店事業については大丸梅田店の増床効果があったものの、震災で3月の売上高が大幅減となったことや前年に松坂屋名古屋駅前店を閉鎖した影響で、3~8月の売上高は2.1%減の3545億円、営業利益は7.6%減の43億円と減収減益だった。
連結ベースでの通期業績は売上高が0.5%減の9450億円、営業利益が5.0%減の193億円を見込む。