【あさひ】既存店の落ち込みで営業利益5%減、3~8月期
自転車専門店大手のあさひが発表した2010年3~8月期の業績(非連結)は、営業利益が前年同期比5.1%減の24億円となった。積極出店で順調に業績を拡大してきた同社だが、期間中の14店舗の新規出店や新社屋竣工、物流倉庫増築など先行投資が重荷となった。収益源である既存店の売上高が6.3%のマイナスと落ち込んだことも響いた。
売上総利益は円高による原価率低下で8.1%増の79億円に増えたが、販売管理費が15.2%増の55億円と売上総利益の伸びを上回った。売上高は4.9%増の151億円、純利益は7.5%減の13億円だった。
5月には子会社の愛三希自転車商貿(北京)を通じて、海外第1号店となる「自転車基地 愛三希 三元西橋本店」を中国・北京市にオープンした。8月末での店舗数は直営199店舗、フランチャイズ14店舗の計213店舗となった。
11年2月期通期では従来予想通り、売上高300億円(15.4%増)、営業利益37億円(3.3%増)、純利益21億円(3.8%増)の増収増益を見込む。