【米CVS】第2四半期は過去最高益、ウォルグリーンも堅調
米ドラッグスト最大手のCVSケアマークが発表した2009年第2四半期(4-6月)の業績は、既存店売上高が前年同期比6.1%増と好調で、営業利益は8.2%増の15.9億ドル、純利益は14.4%増の8.8億ドルと第2四半期としては過去最高益を記録した。価格の安いジェネリック(特許切れの後発)医薬品の普及が進んだにもかかわらず薬局部門の既存店売上高が7.5%増と高い伸びを示し、全体の収益を引っ張った。食品・雑貨を中心としたフロントエンド部門の既存店売上高は3.0%増だった。
業界2位のウォルグリーンもCVSより伸び率は低いものの、今年3月以降は既存店のプラス成長を維持、7月も前年同月比
2.0%増を記録した。7月の既存店売上高は薬局部門が3.8%増だったが、食品・雑貨販売が消費低迷と価格競争激化の影響を受けて、フロントエンド部門は1.3%減だった。
米小売業界全体が低迷するなかで、医薬品販売を軸にしたドラッグストア大手2社の堅調ぶりが目立っている。ただ、業界3位のライトエイドの7月の既存店売上高は0.6%減。薬局部門は1.4%増だったものの、フロントエンド部門の4.7%の減収を補えなかった。