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Jフロント、百貨店事業回復で決算予想を上方修正、営業利益は185億円に

 大丸、松坂屋を傘下に持つ百貨店大手のJフロントリテイリングは年明けから百貨店事業の売上が計画を上回ったことから、2010年2月期の連結業績予想を上方修正した。1月8日公表の従来予想に比べて営業利益は38億円増の185億円(前期比34.1%減)となりそうだ。経費の削減も営業利益を押し上げる要因となった。

 同社の百貨店事業の月次売上高は今年1月が1.4%減、2月は0.1%増と大手百貨店ではいち早く回復基調に転じている。この結果、10年2月期の売上高は従来予想より105億円多い9825億円(同10.4%減)、65億円と減益を見込んでいた純利益は80億円(同11.6%増)と増益に転じる見込みだ。