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薬王堂、代替肉のネクストミーツと資本・業務提携

薬王堂とネクストミーツのロゴ
薬王堂は2021年11月から、ネクストミーツ製品の限定販売などの取り組みを行ってきた

 薬王堂ホールディングス(HD)は3月14日、傘下の薬王堂が代替肉のネクストミーツ(東京都新宿区)と業務提携したと発表した。東北6県にドラッグストア360店舗を展開する薬王堂のネットワークを生かして、代替肉の普及を図る。

 ネクストミーツは2020年6月に設立されたフードテックベンチャーで、SPAC(特別買収目的会社)のスキームを活用し、米新興市場のOTCBBに上場した。米国法人のネクストミーツHDがネクストミーツの親会社となっており、薬王堂はネクストミーツHDが実施した第三者割当増資を引き受け、資本提携した。

 薬王堂は2021年11月から、専用什器「NEXTスタンド」を設置しての販売や「NEXTカルビ」「NEXTハラミ」「NEXT牛丼」「NEXTミルク」など植物由来製品の限定販売、「NEXTツナ」の全店導入などを進めてきた。

 今後は、薬王堂が所有する購買データや顧客データ、ヘルスケアデータを活用した商品開発や店頭での販促、薬王堂従業員へのアンケートを基にした商品開発、薬王堂の配送網を活用した物流の効率化などを検討する。

 ネクストミーツの製品は、イオンやイトーヨーカドー、ライフ、マルエツのほか、焼肉店やホテルでも取り扱っている。海外でも米国、フランス、シンガポールなど10カ国・地域で展開されている。