【第3四半期決算】
DCMとダイユーエイトは増収増益、ケーヨーは減収減益
DCMホールディングスの2016年2月期第3四半期の業績は、売上高3328億円(前年同期比0.5%増)、営業利益161億円(8.4%増)の増収増益だった。
3月は前年の消費税増税前の駆け込み需要の反動で日用消耗品を中心に需要は大きく落ち込み、天候不順の影響もあり季節商品の販売が低迷したが、DCMブランド商品をチラシ掲載やテレビCMなどで販促強化に取り組んだ効果もあり、販売が好調に推移した。
通期は、売上高4462億円(3.6%増)、営業利益180億円(8.3%増)、経常利益177億円(8.9%増)、当期利益102億円(13.2%増)を見込んでいる。
ケーヨー同期決算は、売上高1193億円(8.1%減)、営業利益1億円(88.9%減)、と大幅な減収減益となった。
3月に売上高対前年比が33.3%減と大幅に落ち込んだ後も、期中に11店舗の全面改装実施し手既存店の活性化を図り、5月の「ゴールデンウィークセール」や「63周年創業祭」、8月の「決算セール」、9月の「ホームセンター開業41周年」などの折込チラシやテレビCMを活用したセールでの訴求を図ったが、対前年比でマイナスが続き苦戦を強いられた。
通期予想は、10月に下方修正した売上高1610億円(4.9%減)、営業利益9億5000万円(5%増)、経常利益18億5000万円(5.7%増)、当期利益2億円(62.0%減)を据え置いている。
ダイユーエイトは、売上高369億円(19.0%増)、営業利益12億円(16.3%増)だった。
3月に土浦おおつ野店(茨城県)、11月に田島店(福島県)を開店したことなどが売上に貢献した。ホームセンター事業は、営業休止店舗を除く既存店ベースで、客単価が1.5%増加したが、客数が2.5%減少したことから、売上高は1.0%減少。商品荒利益率は既存店ベースで0.5%改善し、売上高は254億円(2.0%増)、セグメント利益は16億円(1.0%減)だった。
通期は、売上高501億円(18.6%増)、営業利益15億円(11.8%増)、経常利益15億2000万円(9.8%増)、当期利益8億9000万円(9.7%増)を見込んでいる。