【LIXIL】
流通・小売事業売上高5.5%増も、HC既存店は6.3%減
LIXILグループが発表した2013年3月期第3四半期決算によると、流通・小売り事業の売上高1348億円(5.5%増)、営業利益15億円(68.3%増)となった。うち、プロを対象にした店舗の建デポを除いた、ホームセンター事業の売上高は1196億円(0.1%増)。流通・小売事業の成長は、実質的には建デポに負うところが大きい。ただし建デポ事業の営業利益は36億円の赤字となっており、赤字幅は縮小しているものの黒字化には至っていない。収益では、ホームセンター事業の利益を建デポが食いつぶしている形だ。
ホームセンター事業の既存店ベースの売上は6.3%減。客単価は0.6%減と微減だったが、客数が5.7%減と大きく落ち込んだ。
流通・小売り事業の通期予想は、売上高1,830億円(9.8%増)、営業利益は10億円(前期赤字)を見込む。