富士経済の予測によると国内のEC(インターネット通販)市場は2020年にも10兆円を突破する見込みだ。
EC市場においては、幅広いカテゴリーの商品をワンストップで購入できる仮想ショッピングモールが市場の拡大をけん引している。富士経済の調べでは、18年のEC市場は前年比8.4%増の8兆8799億円となったようだ。10年前の08年に比べると、市場規模は約3倍に拡大した。
18年のEC市場を商品カテゴリー別に見ると、市場規模が最も大きかったのはアパレルで1兆7001億円、次いで家電製品・パソコンが1兆5516億円、書籍・ソフトが1兆4357億円、食品・産直品が1兆2635億円と続いた。
20年にはEC市場規模は10兆963億円と18年に比べて13.7%拡大する見通しだ。
ECを含む国内通販市場全体では、17年に10兆794億円と10兆円を超えた。このうち81.3%をECが占めた。