身体にも環境にもやさしい 新しい植物性ミルク岩手県産雑穀100%使用「雑穀ミルク∼milletmilk∼」新発売
サッポロホールディングス(株)のグループ企業である、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(代表取締役社長:時松浩、本社:愛知県名古屋市)は、日本一の雑穀の生産地である岩手県産の雑穀(※1)を100%使用した「雑穀ミルク∼milletmilk∼(※2)」を2023年3月6日(月)より全国で新発売した。
開発背景
古くから日本人の食生活を支えてきた雑穀は、ビタミンB1・B6や食物繊維が含まれており、健康志向の高まりとともに需要が伸長している。また、水が少なく痩せた土地でも栽培可能で、環境に優しい農作物として注目されています。国産の雑穀は、岩手県が全国の生産量の約8割(※4)を占めており、日本一の生産地として生産振興や商品開発など様々な取り組みを行っている一方、栽培のしやすさに対して出荷量が少なく、在庫が過剰になってしまっている品目があったり、若年層の農業離れによる高齢化が労働環境を深刻にしていたりと、持続可能な雑穀の生産に課題を抱えている現状がある。
商品特徴
今回発売する「雑穀ミルク∼milletmilk∼」は、岩手県産のたかきび・はとむぎ・いなきびの3種類の雑穀を100%使用した植物性ミルク。どこか懐かしさを感じられる雑穀という日本の伝統的な食材を、炊飯や調理の手間なく、植物性ミルクという新たな形で手軽に楽しめる。穀物の香ばしい味わいや、食事のお供として飲みやすいすっきりとした甘さを実現しながら、生産者の方の課題解決に繋がるような品目をお伺いし、3種の雑穀を選定した。
また、パッケージデザインには、Z世代やミレニアル世代を中心にトレンドとなっているレトロ感を取り入れ、日本の食材・農業を考えるきっかけになってほしいという想いを込めた。乳製品不使用・コレステロールゼロ、食物繊維やビタミンB1・B6入りの「雑穀ミルク」をヘルシーな気分で美味しく飲むことで、岩手県産雑穀の消費応援にも繋がる商品。
岩手県からのコメント
岩手の恵まれた自然環境の中で、生産者が熱意とこだわりをもって栽培している県産雑穀は、ひえ・あわ・きび・たかきび・アマランサスの生産量が国内の76%(※4)と日本一となっており、全国に誇る「岩手ブランド」のひとつです。また、雑穀は、地域の振興につながる重要な地域資源であり、県では、品種の開発や、省力的な栽培方法の開発・普及など、雑穀の生産を積極的に支援しています。食物繊維・ビタミンB1&B6を手軽に美味しく補給できる岩手県産雑穀100%(※1)の「雑穀ミルク」(※3)の発売により、岩手県の雑穀がより多くの皆様に愛されることを期待しています。
※1:岩手県産雑穀を100%使用した糖化液を配合して商品化しています
※2:「milletmilk」読み方:ミレットミルク
※3:雑穀を糖化した原料で作った植物性の飲料です。
※4:雑穀の代表品種「ヒエ・アワ・キビ・たかきび(=もろこし(子実))・アマランサス」生産量データより
(出典:公益財団法人 日本特産農作物種苗協会 発行、特産種苗、No36 、雑穀類の生産状況(平成29年産~令和3年産)